『レイディオ』

ーラジオだけが私の生きる世界だったー

今の貴方に生き甲斐はありますか。それは何ですか。

深夜ラジオを聞くことが趣味の地味でモテない大学生の加藤は、学部のゼミで同じラジオを聞いている女性・松岡と出会う。 夢もなく、友人もいなかった加藤に、松岡は「後悔しない生き方」をしたいと言った。 加藤は真っ直ぐ生きる松岡に次第に惹かれていくも、彼女が自分とは違う世界で生きていることを知る。

言葉の表現が素敵な映画でした。2022年7月頃から映画を見始めて200本目の映画でした。あらすじから連想していた内容の物語ではなくて、いい意味で裏切られました。

凄く明るくてやりたい事を追求しようとして毎日を生きていた。同じラジオを聞いていて同じ話で盛り上がれる人って良いなぁ。主人公を見た時、東海オンエアのニトロ爆弾みたいだなと思いました。

⚠ネタバレ⚠

自信も目的もあって人生楽しんでる。人って
一周周って怖い。将来やりたい事ってあるの？カメレオン飼ってみたいし、タクシー乗った時に、おつりは要らないって言ってみたい！！仕事かぁ、考えた事無かったかも。私は、人を笑顔に出来る仕事がしたいかな！沢山の人に、明日も頑張ろうって活力を
あげたい。日常は辛いことが多かったけど
その人達のおかげで頑張ろうって思えたんだ。人っていつ死んじゃうか分からないから、せめて後悔しないように生きたい！自分の所に誰かが来てくれるってこんなに心強いのですね。やりたい事を一生懸命追いかけてる人って凄いですよね。安定だけを求めてしまう僕は、弱腰なんでしょうか。サークルもバイトも
してないし、そんな友達も居ないし。だから
ラジオばっかり聞いてるの。少し、私の話を
聞いてくれる？入院と自宅療養の繰り返し。嫌になっちゃうよね。賑やかな空気が好きだった。色々な立場から物事を考えて人の事を考える優しさがあった気がしたんだ。だから、私もラジオにメールを送るようになったんだ。メールがだんだん採用されるようになってって、それが私の生き甲斐になった。ラジオだけが私の生きる世界だった。加藤くんのおかげでリアルの世界も良いなぁって思っちゃった。沢山の優しさで私の世界に光を置いてくれます。人の心にそっと寄り添う事が出来る。とても優しい人です。どん底に居た数年前の私に生きる希望をくれたのは、彼だったようです。彼は私に、希望を与え続けてくれています。それがどれだけ私の生きる希望になっているか、彼は多分分かっていません。君の力は、本当に大きいんだよ。人が自分を心配してくれる事、会いに来てくれる事。一緒に笑える事、励ましてくれる事、こんなに嬉しい事だなんて知らなかった。人との関わりがこんなに暖かいなんて知らなかった。こんなに誰かを大切に想えるなんて知らなかった。死ぬときに後悔しない生きたいをしたいって言ったよね。君と一緒に居る時間が長くなればなる程、話したい事は増えていくし知りたい事も増えていく。君との時間が凄く凄く楽しかった。明日も明後日も君と一緒に居たかった。でももしかしたら、これが充実した人生って事だったのかな。あれもこれも、それもやりたいって想えるから毎日が楽しかったって事なのかな。
私の生き方って正解だったのかな。君の大切な人になってみたかったけど、残念ながらそれは私じゃなかった。私は貴方の幸せを心から祈っています。私の人生に沢山の宝物と後悔をくれてありがとう。